旭川スタジオ電気猫と地元シーンとかじか荘のこと。


旭川スタジオ電気猫に演奏しにいってきました。以前小樽に住んでいて盛んに音楽活動をしていた白木君がライブに誘ってくれました。前にこの場所で演奏したのは10年以上前だったとおもいます。久しぶりの電気猫で驚いたのは何といってもその空間の音響、ルームアコースティックと言うのでしょうか場所自体の音が澄んでいるんです。このことは音響家であるヒロさんも盛んに言ってました。

何年か前に電気猫周辺の人脈が中心になって活動していたと思われるレーベル『725ego』のプロモCDを当時戴きました。素晴らしい楽曲があり何度も繰り返し聞いていました。サブソニックの『キエルソンザイ』です。これらの楽曲も録音の良さもこの場所に流れる空気があってのことなのかと感じました。 ここぞというときの録音で良い音の場所を探すなら電気猫はかなりオススメです。小音量の生演奏一発録音でDSDなんかのハイレゾリューション録音などかなり良いと思います。

そして当日のライブ自体の話。。。出演者は725egoにも参加していたヴィンセント トリップフィルムさんの大阪からの凱旋。岩見沢からTsuyoshi Sasakiさん、われわれ太田ひろ+橋本洋輔デュオ、旭川から今回のホスト『チルハナ』。

ヴィンセントさんと佐々木さんはラップトップを駆使したエレクトロでした。クラブではなくライブハウスですので、それなりのPA機材なのですが、不思議なくらい広い音域で空間をいろどっておられました。佐々木さんの1曲目が終わってPAのコンプを外すリクエストをしてバッと音が広がり、2曲目の ケーブルクリックノイズを利用したとおもわれる音のパンニングはハッとする気持ちよさがありました。
ヴィンセントさんの バスドラ連打+シンセ上昇音シンセサイザーのトラックに抑制の効いたギターループがレイヤーされる瞬間かなり気持ちよかったです。

われわれはduoは演奏10分前に宿に呼びに行くとヒロさんが高いびきで寝ておりどうなるのかとハラハラさせられましたが、起き抜けと思えぬフルテンションでの演奏でした。しょっぱなからヒロさんの朗読、続いてメタルパーカッションの打打打打打打打打打打打打打打。そしてヒロさんが長く親交のあった山口富士夫さんの追悼ということで『皆殺しのバラード』。20年近く前の曲だと思いますが、TPP、情報統制などに揺れる昨今の状況を予言するかの様な曲です。私は今回自分史上最高に細かく韻を踏んだ詩を用意しており、そこが一番自分のこだわりたかったところです。そっちに気がいってちょっとギターはおざなりだったかなと反省してます。朗読・ギター・自作エフェクターの三つ巴はちょっと大変なので、これからはどれか2つにしようかと思います。

トリのチルハナは3人組のほぼインストジャムバンドでダモ鈴木さんとも共演したらしくかなりエクスペリメンタルな音を人力で展開するグループです。ドラムとベースのじっくり練られつつも抑制とエッジが共存する演奏に包まれて、若きギタリストが生き生きと泳ぐ様は美しかったです。素晴らしく躍動する音を奏でるグループです。3人とも相当音楽を聞いてきた人達だとおもいます。この3人が旭川という街に暮らし(実は職場も一緒)、電気猫という素晴らしいスペースが身近にある環境。これからもさらに音楽の未踏をひらいてくれるのではないかとおもいます。期待しています。札幌や京都、東京など他都市のオーガナイザーにもぜひ注目していただきたいバンドです。旭川まで聞きにいくのが一番ですけどね。

打ち上げは クラブモスキートでのライブと合同で参加させてもらいました。場所も雰囲気もバッチリのクラブで、でかいスピーカーも自作らしいです。そこからエレクトロとともにハードコア的なロックサウンドが鳴っていたのが地域性をあらわしていると、私は勝手に感じ感銘を受けました。私は早めに帰って寝ましたが若者チームは遅くまでいろいろ話し込んでいたようです。中根君色々話聞かせてくれて有難う。

最後に旭川といえば『かじか荘』。古い建物を大切に使った清潔な旅館です。そこに2000円で泊めてくれて、美味しい卵焼きの付いたおにぎりセット までつけてくれました。お風呂も24時間風呂がついており(バブルスターみたいなやつ)素晴らしいの一言です。そして何よりミュージシャンを大切にしてくれているかじか荘のおかみさんの気持ちがありがたかったです。次の朝どしゃぶりだったのですが、おかみさんが車で駅まで送ってくださいました。そんな優しさがありがたかったです。自分もそんな人間でありたいです。だからこそ愛のない行動には怒ってしまうときもあるのですが。

こんな体験ができるのも旭川スタジオ電気猫を長年維持してきたリアルビート、サブソニックの小川さんを中心としたメンバーの方々、旭川のシーンを脈々と築いてこられた皆さんのおかげです。大きな尊敬と感謝を持って、また伺う機会を楽しみにしております。

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725ego type orenge

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